バンクシー（Banksy）匿名の芸術家、グラフィティアーティスト、ストリートアーティスト。
バンクシーの正体は明らかにされておらず、生年月日・出身地・年齢は不明。
一人ではなく複数人いるとされており、現状有力候補は、

• ロバート・デル・ナジャ（3D）
• ロビン・カニンガム

とされているが、真偽のほどは不明。

2005年
3月　ニューヨーク近代美術館 (＝MoMA) にて自身の作品「Soup Can」を無断で展示したことで話題になった。
MoMAのほかに、メトロポリタン美術館やブルックリン美術館、アメリカ自然史博物館、テート・ブリテンにても同様に無断展示を行った。

2010年
バンクシーがスティーブ・ラザリデスと共同で始めたアート販売会社 POW（ピクチャーズ・オン・ウォールズ　Pictures On Walls）にて発売された作品のひとつに、同じくグラフィティアーティストであるキース・へリングの犬を取り入れた作品がある。
作品名は「Choose Your Weapon」

 

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Guy Hepner(@guyhepner)がシェアした投稿 – 2019年 8月月18日午前9時39分PDT

2015年
アメリカ ウェストン＝スーパー＝メア海岸にてDismaland（ディズマランド）が期間限定（8月22日～9月27日）でオープンした。
Dismal（＝憂鬱な,陰気な）+land（土地,用地）の造語であり、ディストピアなテーマパークである。
敷地内にはアトラクションなどはなく、ダミアン・ハーストやジェニー・ホルツァー、ジェフ・ギレット、バンクシー本人の作品を展示するギャラリーとなっている。

2018年
ロンドンの観光見本市にバンクシーが参加した。目的は自身がオープンした宿泊施設である「The Walled Off Hotel」のプロモーションのためであると語っている。
来場者には1,000枚限定でポスターが配布され、バンクシーのHPでは無料でダウンロードも可能であった。

 

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Banksy(@banksy)がシェアした投稿 – 2018年11月月2日午前7時07分PDT

2018年
サザビーズオークションにて104万2000ポンド（執筆現在 約1億4000万円）で落札されたバンクシーの作品「風船と少女（GIRL WITH BALLOON）」が落札と同時に作品に仕込まれていたシュレッダーにて裁断されたことにより大きな話題となった。
その後バンクシー自身のInstagramにて下記の投稿を残している。

 

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Banksy(@banksy)がシェアした投稿 – 2018年10月月6日午前10時09分PDT

“The urge to destroy is also a creative urge”
– Picasso
バンクシーInstagramより引用
和訳：破壊的衝動は創造的衝動でもある。

2019年
1月　東京港区日の出駅前にある防潮扉に突如現れたバンクシーのステンシルアート（型紙をもちいたアート）「アンブレラ・ラット（Umbrella Rat）」（傘を持つドブネズミ）が発見された。
同年東京都庁にて、該当箇所を切り取ったものを4月25日～5月8日の期間限定公開された。
本物の作品である確度は高いとしながらも、真贋は未だ不明である。

あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました！ 東京への贈り物かも？ カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPBVAq3GG3

— 小池百合子 (@ecoyuri) January 17, 2019

◆バンクシーVSキングロボ（Banksy vs Robbo）

The Graffiti Wars
King Robbo vs Banksy

hiphopってラップだけじゃないよ😂https://t.co/aI7WBqQ3veより pic.twitter.com/1SQsJFgAmA

— COCORO (@556oddoridasu) July 12, 2017

＞＞詳細：https://twistedsifter.com/2012/01/banksy-vs-robbo-war-in-pictures/amp/

◆バンクシーとバスキアの（非公式）コラボ

 

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Banksy(@banksy)がシェアした投稿 – 2017年 9月月17日午前5時11分PDT

Portrait of Basquiat being welcomed by the Metropolitan Police – an (unofficial) collaboration with the new Basquiat show.
バンクシーInstagramより引用
和訳：メトロポリタン警察に取り調べされているバスキアの肖像-新しく始まるバスキア展との（非公式）コラボレーション

他にも、バスキア作品に象徴される王冠があしらわれたグラフィティも存在する。

 

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Banksy(@banksy)がシェアした投稿 – 2017年 9月月17日午前5時10分PDT

◆バンクシーに関連する映画
・イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ（Exit Through the Gift Shop）（2010）

決して素顔を明かさないナゾの覆面グラフィティ・アーティスト、バンクシーの初監督作。第83回米アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされて話題となった。ストリート・アートに関するドキュメンタリーを制作していた映像作家のティエリー・グエッタは、幸運にもバンクシーの取材に成功する。しかし、グエッタに映像の才能がないと気づいたバンクシーはカメラを奪い、グエッタを“ミスター・ブレインウォッシュ”というアーティストに仕立てあげ、カメラの前に立たせる。
映画.comより引用

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・バンクシー・ダズ・ニューヨーク（Banksy Does New York）（2014）

謎のストリートアーティストとして世界的に知られるバンクシーが、2013年10月、ニューヨークの路上に作品を発表し、その場所を探し当てるために人々がニューヨークを駆け巡った1カ月間を記録したドキュメンタリー。13年10月1日、スプレー缶を手にした少年の絵がニューヨークの路上に現れた。それから1カ月間、バンクシーは毎日1点、ニューヨークのどこかに作品を残し、場所を明かさずに公式サイトに投稿。人々はTwitterやInstagram、Facebook、VineといったSNSを駆使し、その作品がどこにあるかのを捜索する「バンクシー・ハント」に明け暮れた。「都市や屋外、公共の場所こそアートが存在すべき場所」「アートは市民とともにあるべき」という持論を展開するバンクシーの仕掛けにより、人々が熱狂した1カ月を追った。
映画.comより引用

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・セービング・バンクシー（Saving Banksy）（2017）

バンクシーの作品を保護し美術館で展示したい願う人、バンクシーの作品を手に入れ、高額で売却したいアートディーラー。コレクターや、美術館キュレーター、そしてストリートアーティストら、バンクシーの作品を巡り、アートに関わるさまざまな人間模様と彼らの欲望を映し出す。どのように美術作品に値段がつくのか？　アートディーラーの仕事とは？　美術館に飾られる美術品と、ストリートアートの違いは？　などアートマーケットの裏側にも迫ったドキュメンタリー。
映画.comより引用

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・バンクシーを盗んだ男（The Man Who Stole Banksy）（2018）

ロンドンを中心に世界中で神出鬼没な活動を展開する正体不明なグラフィティアーティストのバンクシーと、数千万円～1億円という超高額で取引される彼の作品が人びとに及ぼす影響力に肉迫したドキュメンタリー。パレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘム。紛争地区に指定されているその場所にはパレスチナとイスラエルを分断する高さ8メートル、全長450キロを超える巨大な壁が存在する。その壁にバンクシーが描いた「ロバと兵士」の絵は、パレスチナの住民たちの反感を買い、絵が描かれた壁はタクシー運転手のワリドによってウォータージェットカッターで切り取れてしまう。ワリドはその壁画をオークションに出品し、最高額の入札者への売却を試みるが……。ナレーションをミュージシャンのイギー・ポップが務める。
映画.comより引用

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◆BANKSY展　GENIUS OR VANDAL？（バンクシー展　天才か反逆者か）
＠横浜　アソビル2020年3月15日～9月27日（URL:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2052720）

◆BANKSY展（仮称）
＠寺田倉庫　G1ビル2020年8月29日～12月6日（URL:https://ilovebanksy.com/）